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将来の臨床試験のカタチ

昨日の前書きについて、読者の方から以下のようなメールを頂きました。

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> 患者様に対する気持ちは、対応時間だけで量れるのでしょう
> か?
> もちろん、エーザイさんの365日対応はすばらしいと思います。
> その対比のように出された武田薬品は、患者様を想っていな
> いから、365日対応してない大きな会社でも心がないといい対
> 応ができない、という誤解を生むのではないかと感じました。
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エーザイの対応がいかに際立っているかを具体的に示すために、日本を代表する製薬会社である武田薬品を対比に使用させていただきました。そういうことですので、武田薬品が患者への気持ちがないという意味で書いたわけではありません。誤解を招くような文章を書いてしまい、配慮が足りなかったと反省しています。

特に武田薬品の方には不快な気分を与えてしまったかもしれません。申し訳ありませんでした。


電話対応時間はあくまでも1つの例であって、患者さんを大切と思う気持ちの表現方法はいろいろあります。

今日の注目ニュースで取り上げているvilazodoneの第3相試験ですが、この試験では、有効性・安全性を調べると共に、vilazodoneへの反応性を予測するバイオマーカーの同定も試みます。

Clinical Data社は、このバイオマーカーを用いて、どの患者さんがvilazodoneで最も恩恵を受けられるかをスクリーニングできるテストを開発する予定です。

こういうふうに、薬剤が最も有用な患者を見分けられるようなテストを同時開発するという姿勢も、患者さんへの思いやりの顕れの1つでしょう。最大級の思いやりといっても良いかもしれません。

バイオマーカーを用いて薬剤の恩恵を受ける患者さんを同定するという手順は今後徐々に一般化していくでしょう。それを可能にする技術が発展しているわけですから。

今後はバイオマーカー検査を伴った薬の開発が主流になっていくように感じます。

製薬会社、バイオベンチャーで働いている方は、do no evilではなく、do what's best for humanityを目指して良い薬を開発して欲しいなと思います。

今後とも、お気づきの点がありましたらお知らせください。このニュースレターに返信すると清宮宛にメールが届きます。

明日の前書きは23日の日経ビジネスで取り上げられている太陽化学について紹介したいと思います。


【補足】
do no evilとdo what's best for humanityの簡単な解説は冒頭でも紹介した以下の無料レポートをご覧ください。

 ▽Googleが医学に果たす役割〜Googleで自分の遺伝子をググる? 〜

ではみなさんよい週末を!

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